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更新日:2009/04/28

小型犬の骨折 3[創外固定と骨再生治療]

イタリアン・グレイハウンド4歳齢の外傷性前腕部骨折を治療する機会がありました。
小さい頃に骨折した経歴があり、今回も同じところを骨折したようです。前回の固定に使用した金属プレートが残されていた影響で骨が単純な横割れではなくて縦に裂けており、少し複雑な折れ方と言えます。

        

治療はこのような折れ方に加えてイタリアン・グレイハウンド種の特徴(肢の長さに比較して骨が細く、走ったり跳躍したりする際の瞬発力が強い)および骨代謝の盛んな時期である1歳前後を過ぎていることとを考慮し、創外固定とPRP*に他の部位から採取した海綿骨を混合してゲル化したものを骨折部に移植し骨再生を促進させる方法とを併用しました。
*:PRP(Platelet Rich Plasma)とは血液中の血小板を濃縮した血漿のことで、創傷治癒・骨の造成を促進する作用があります。

金属ピンを数本骨に刺入し、創外固定器で仮固定した後にエポキシ樹脂ですべてのピンを連結して固定しました。 

下の写真は術後のレントゲンと治癒後のレントゲン画像です。

      

固定を外すまでに当初は3か月を予測していましたが、予想以上に骨形成が順調で約2か月間で固定を外すことが可能でした。

 




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